定積分、不定積分を求める integral() のほかに、数値積分を求める nInt() 函数がある。
構文:
nInt(<式>, <変数>, <始点>, <終点>)
<始点> ~ <終点> の範囲で被積分函数の標本値をいくつか採ってその加重平均を返す。
有効数字 6 桁を目標に計算する。
その目標が達成されたと推定されたとき、または標本数を増やしても計算精度の向上が見込めないと推定されたときに計算が打ち切られる。
実行例:
特異点がからむと、計算はしてくれるものの、結果は怪しい:
特異点がからむと、Analyze ツールの計算結果も怪しい:
weighted average 加重平均
sample values 標本値
integrand 被積分函数
significant digits 有効数字
(Wolfram は、N[Integrate[1/x,{x,-1,1}]] を 0 と計算する)