Luaレッスン5.1「Luaの表示テンプレート」和訳

原典:

http://compasstech.com.au/TNS_Authoring/Scripting/script_tut5.html

レッスン5.1「Luaの表示テンプレート」

以前述べたように、特に生徒に配るようなドキュメントの場合は、Notesの代わりにLuaページを使ったほうが絶対によい。生徒は、せっかく作ったドキュメントをいじって壊してしまいがちだからです。Luaページなら壊されません。Luaページのほうが、使える色もずっと豊富だし、表示する内容も実に細かく制御できます。

ムービー(http://compasstech.com.au/TNS_Authoring/Scripting/script_tut5/displays.mov)を見てわかるように、テンプレート・ドキュメントかチュートリアル・ドキュメントかいずれかに含まれているセットアップ・プログラムを使えば、独自のドキュメントが簡単に作成できます。不要なその他のページはあとで全部削除してください(この操作はテンプレート・ドキュメントなら簡単にできます。ctrlキーとkとを同時クリックしてpage 1.1を削除するだけです)。それから、自分で作成したLuaページを基に新たなドキュメントを作成してください。

作成の済んだページは、選択して別の新たなドキュメントへコピー・アンド・ペーストできます。ただしこのページは、新しいドキュメントへペーストした時点ではブランクのままです。そのページには値が何もないからです。ムービー(http://compasstech.com.au/TNS_Authoring/Scripting/script_tut5/displays.mov)を見れば、ページに表示する各行の内容についてだけでなくスタイルについても、どれだけ簡単に定義できるかがわかります。

ドキュメントlua_display_template1.tnsと、最初の表示ページ用に附属しているスクリプトlua_display.luaとについても興味があるかもしれませんね。このドキュメントおよびスクリプトでは、Luaテキストから成る複数ページを表示することができるよう、もっと一般的な別の方法が使われています。セットアップ・プログラムは使わずにスプレッド・シートを使っているのです。ユーザーは、各ページに表示する行をこのスプレッド・シートに追加し、続けてページ属性も入力します。どういう仕組みになっているのか確かめてみてください。

もちろん、ここまでの一連のレッスンはすでに終えているわけですから、Luaスクリプト・ページ(multi_template.luaおよびlua_display.lua)を開いて、このドキュメントがどのように作成されたのかを調べることは可能です。各スクリプトを使って自分ならではのドキュメントを作成してください。