G850ターミナル

フリーウェアを利用する。

PC-G850/G815/E200用ソフトウェアから「G850ターミナル ソースとバイナリ[g850term20080419.zip]」をダウンロードする。

解凍すると下のファイルが入っている。
f:id:ti-nspire:20190417134113p:plain

  • .ihxはインテルヘキサ
  • .txtは行番号つきのインテルヘキサ
  • ファイル名にvが入っていないのはPC-G850/S用
  • ファイル名にvが入っているのはPC-G850V/VS用
  • ファイル名にjが入っているのは日本語版

今回はg850vterm.ihxを試してみる。

インストール手順

参考: シャープ PC-G リンクを使って PC と PC-G850VS とでテキストをやり取りする -

  1. (G850側) RUNモードで「MON」と入力してEnterキーを押す。すると”MACHINE LANGUAGE MONITOR”と表示される。
  2. (G850側) 表示されている"*"に続けて「R」と入力してEnterキーを押す。これで受信状態になった。
  3. (Tera Term側) シリアルポートをG850と同じ設定にする。大事なのは1行ごとに送信遅延を入れることである。遅延時間は適当である。
    f:id:ti-nspire:20190417140329p:plain
  4. (Tera Term側) [ファイル]、[ファイル送信]の順に選択し、目的の.ihxファイルを選択して送信する。
  5. (G850側) 受信が完了するとディスプレイに"INFO:0100-XXXX"のように表示される。XXXXはファイルによって異なる。これでインストールは完了である。

試してみる

  1. RUNモードで「MON」と入力してEnterキーを押す。
  2. 「G100」と入力してEnterキーを押す。これでG850ターミナルが起動する。シリアルポートの設定をするときは[BASIC]ボタンを押す。
  3. 今、rx (6番ピン)とtx (7番ピン)とを直結していて、かつターミナルのエコーをオンにしているので、同じ文字が2回ずつ表示されている。



    9600ボー、8N1で'a'を送受したときのオシロ波形。PC-G850VSのシリアルインターフェイスは負論理であった。
    f:id:ti-nspire:20190417144659p:plain