単体計測器の制御 / SESRとSBRとでタスクのステータスを監視する

pp.614-615

SESR (Standard Event Status Register)とSBR (Status Byte Register)とを利用すると、計測器側で実行されているタスクのステータスが監視できる。

利用する方法は2つある。1つはSerial Poll方式、もう1つはService Request方式である。動作は基本的にどちらも同じである。割り当てられたタスクが完了すると、Standard Event Status RegisterのOPC (Operation Complete)ビットがセットされ、それによって今度はStatus Byte RegisterのESB (Event Status Bit)がセットされる。

Serial Poll方式では、Status Byte Registerを直接確認するという方法でESBの設定を検出する。Status Byte Registerの状態は、計測器をシリアルポーリングすることによって得る。

Service Request方式では、ESBのセットされたときにRequest ServiceビットもセットされるようStatus Byte Registerを設定する。この動作によって計測器からSRQがアサートされ、それによって、割り当て済み操作の完了したことがインターフェイスバスへ伝えられる。