CTCモードのTimer2で時間遅延を生成する

p.295

CTCモードのTimer2で生成した時間遅延を利用してPB6をトグルする。

Timer0と大きく違うのは、で示した行だけである。OUTの代わりにSTSを使う。

; スタックポインタの初期化マクロ
.MACRO INITSTACK
    LDI R20, HIGH(RAMEND)
    OUT SPH, R20
    LDI R20, LOW(RAMEND)
    OUT SPL, R20
.ENDMACRO

    ; スタックポインタを初期化して、
    INITSTACK

    ; PB6のIOをOUTにして、
    SBI DDRB, 6

    ; PB6からHを出力して、(トグルの初期値なのでLにしても同じ)
    LDI R17, 1 << PB6
    OUT PORTB, R17
    
    ; PB6をトグルするためのマスクビットをセットして、
    LDI R16, 1 << PB6

    ; Timer2のコンペア値Aを設定して、
    LDI R20, 10
    STS OCR2A, R20 ; ★

    ; Timer2をCTCモードにして、
    LDI R20, 1 << WGM21
    STS TCCR2A, R20 ; ★

BEGIN:
    ; 待って、
    RCALL DELAY

    ; PB6の出力をトグルして、
    EOR R17, R16
    OUT PORTB, R17

    ; を無限に繰り返す。
    RJMP BEGIN

DELAY:
    ; Timer2をリセットして、
    LDI R20, 0
    STS TCNT2, R20 ; ★

    ; CS20ビットを1 (クロックを1分周)にしてTimer2でカウントをスタートする。
    LDI R20, 1 << CS20
    STS TCCR2B, R20 ; ★

AGAIN:
    ; Timer2がコンペア値Aにマッチするまでとどまって、(すなわちコンペアマッチフラグAがセットされたら次の命令をスキップして、)
    ; Skip if Bit in I/O Register is Set
    SBIS TIFR2, OCF2A
    RJMP AGAIN

    ; Timer2のコンペアマッチフラグAがセットされたらTimer2をストップして、
    LDI R20, 0
    STS TCCR2B, R20 ; ★

    ; Timer2のコンペアマッチフラグAをクリアして、     
    LDI R20, 1 << OCF2A
    OUT TIFR2, R20

    ; 遅延函数ルーチンを抜ける。
    RET

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