等速吸引

エアロゾル用語集, pp.88-89

管路中からのエアロゾルのサンプリングではプローブを導管中に挿入して,一部の気流を吸引することにより粒度分布や濃度を測定する手法が一般に用いられている.この場合にプローブ設定場所において主流ダクト内の流速とプローブ内の断面平均速度とを等しくさせる等速吸引を行わないと正しい濃度や粒度が計測できないことになる。

 

環境大気中から粒子をサンプリングする場合,等速吸引を行うことはできないが,逆に吸引速度を速くして,点吸引に近づけるとかえってサンプリング誤差は少なくなる.