/ディレイティング/
エンジニアの悩みを解決 パワーエレクトロニクス: パワーデバイスを使いこなす設計・計測・自動車への展開, pp.119-120
ディレーティング
安全制限領域は,(略)。しかしながら,この領域の最大値でデバイスを動作させると,デバイスへのストレスが大きく,寿命が短くなる。したがって,(略)安全動作範囲の内側(略)で使用することが望ましい。部品の故障はストレスを軽減すれば寿命を長く(故障率を下げられる)でき,このストレス軽減がディレーティングと呼ばれるものである。実践パワーエレクトロニクス入門 パワー半導体デバイス, p.204
(略)ディレーティングとは,半導体製品の信頼性を高めるために,外部ストレスに対する製品の耐性(強度)を向上させ余裕度を増大させることで,(略).この外部ストレスに対して余裕のある設計(ディレーティング)を行うことで,一段と機器の信頼性が向上できる.一般的には,使用温度や設計寿命に対応して,許容損失や使用電圧を定格値以下に下げて使うことである.