スペシエーション

speciation

  • https://www.oceanochemistry.org/publications/TRIOC/PDF/trioc_2005_18_65.pdf

    地球化学,分析化学の分野におけるスペシエーションとは,生態学で用いられる「種分化」と は違って,「ある元素における化学的形態の分化」をさす.言いかえれば「ある元素が環境中に存在する化学的形態または各化学種の存在する比率」,「ある元素が環境中に存在する化学的形態別分析」となる.

  • https://www.chugai-tec.co.jp/upload/save/post/aea39a9e86f6668c55aad89f832a312d.pdf

    金属元素は、酸化数や構造が異なる幾つかの化学形態で存在し、この元素の化学形態を分離・定量するプロセスを形態別分析(スペシエーション分析)と呼びます。

  • http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2014/03/85-07-02.pdf

    従前は,生体微量元素の測定というと測定対象となるものが微量であるがゆえに,存在量を定量的に把握することのみに注意が払われていた.しかし,生体微量元素の生物学的作用を理解するためには,生体微量元素が生体内でどのような化学形態をとることによって生体構成成分として機能するのか,あるいは生体成分と相互作用を発揮するのかという定性的な一面を同時に把握することが必要である.そこで,この目的に用いられるのが化学形態別分析である.化学形態別分析は,スペシエーション(speciation)とも呼ばれ,最近ではこの呼び名の方がよく使われているため,本稿ではスペシエーションと記載した.