ISOやお客様の監査などで、計測器の校正記録を提示すると「これは調整前(as found)データ?それとも調整後(as left)データ?」と確認される場合があります。
https://www.ibm.com/docs/ja/maximo-calibration/7.6.0?topic=glossary
As Found 値 (as-found value)
計器が調整される前の計器の較正値。
As Left 値 (as-left value)
計器が調整された後の計器の較正値。
https://www.jsme.or.jp/pes/Research/A-TS08-08/01/05-04.pdf
Quad Cities 原子力発電所では、運転サイクルを 18 ヶ月から 24 ヶ月に延長するにあたりシステマティックで綿密な検討が行われていた。特に、計装機器のドリフトについては過去5サイクル(90ヶ月)分の検査前データ(as-found)、検査後データ(as-left)を統計処理するなど膨大な評価・検討作業を実施し、24 ヶ月運転に望んでいた。
TSI社装置の校正サービスについて – トランステック株式会社
TSIのメーカ校正には以下の書類が付属します。※TSI社の発行する報告書は校正証明書と検査成績書が一体になっている。
① 調整前の機器の状態を記載した校正証明書(as found calibration certificate)
② 調整後の機器の状態を記載した校正証明書(as left calibration certificate)
③ 作業報告書(service report)