pp.101-103
前回の「情熱のフルディスクリートFMラジオ3 / クラップ発振回路 / VCOにする -」まででクラップ発振回路の動作は確認できたので今度は本番の局発を作る。
受信周波数の中心はテキストよりも3.3 MHz高くして、最低でもNHK FM (横浜、円海山FM放送所) 81.9 MHzとFm yokohama (大山送信所) 84.7 MHzとが受信できるようにする。したがって局発は、下は71.4 MHz以下(= 81.9 MHz - 中間周波数10.5 MHz)まで、上は74.2 MHz以上(= 84.7 MHz - 中間周波数10.5 MHz) まで振れればよしとする。
テキストはバリキャップに1T33を使っているが、手に入らなかったためMV209を使う。左がMV209、右が1T33。
オシロの帯域が50 MHzなのでまともには測れていないが、所望の範囲には振れているようなのでよしとする。左がバリキャップに2.1 Vを与えたとき(69.2 MHz)。右がバリキャップに6.0 Vを与えたとき(75.1 MHz)。
基板サイズは75×100 mm。