情熱のフルディスクリートFMラジオ9 / ミキサを作る

pp.103-105

今度はミキサ。回路構成は前回のRFアンプと同じである。ソースに局発を注入してゲート・ソース間電圧を変化させ、それによってドレイン電流を変化させ、さらにそれによってRF信号の増幅率(倍率)を変化させる。増幅率(倍率)が変化するので、加算回路ではなく乗算回路である。

乗算すると、足した周波数と引いた周波数とが現れる。実際にはRFもLoも漏れ出るが、差の周波数だけを共振回路で取り出す。

今回はいきなり本番の回路を作る。前回のRFアンプと同じ基板に同居させる。さらに局発と連結する。


基板サイズは75 × 100 mm。それが2枚。