ピエゾ素子、バイアス、保護回路

pp.255-258

ピエゾ素子を振動センサーとして使う。出力はプラマイ両方に振れるがマイコンのAD変換でマイナス側も拾いたいので出力を(電源電圧/2)の電位にバイアスする。ただしピエゾ素子自体がキャパシタの構造をしているのでDCカットの必要はない。

圧電スピーカー -で見たように、ピエゾ素子はエンクロージャーの外から叩いただけでも簡単に数十ボルトが発生するため、マイコンに接続するときは保護回路が必要である。

AVRのIOピンの入出力段は内部で下のようにダイオードで保護してある。 同じような回路で試してみる。
f:id:ti-nspire:20191011092627p:plain:w300

  • 試した回路(要は10kとツェナだけである):
    f:id:ti-nspire:20191015051906p:plain:h200 f:id:ti-nspire:20191015051957p:plain:h200

  • エンクロージャーの外から強打したときの出力波形(+5V~-0.5V程度に収まっている):
    f:id:ti-nspire:20191015050435p:plain:w500