実践式! トランジスタ回路の読解き方&組合せ方入門(TRSP No.139) (トランジスタ技術SPECIAL)
pp.163-164 今度は、ツインT形フィルターの出力を反転増幅してそのまま入力に戻す。フィルターによって790 Hz付近の位相が丁度反転し、反転増幅によっても位相が反転するので、結局位相の360度ずれた信号(同相)が入力されて発振する。 電源電圧は5 Vにした。…
pp.163-164 まずツインT形フィルタだけの周波数特性を見てみる。値は全部ノミナル。 ↓ このような周波数特性になるはずである。 (Twin-T CRノッチフィルタ計算ツールで計算した) ↓ 実測した周波数特性。共振周波数は1 kHzのつもりが約790 Hzとかなり低くなっ…
pp.16-23 RC1にキャパシタCc = 100 pFを並列接続して高域を絞ってみる。 元々つけていた大きなCE = 47 uFは交流に対してエミッタのインピーダンスを下げる働きをする。その結果、交流の増幅率が上がる。今回取り付けるCcも同じように、高い周波数に対してコ…
pp.16-23 簡単に設計変更ができるよう計算式をExcelにまとめておく。 トラ技SP_139_page21_設計シート.xlsx (GitHub) 連立方程式: WoflramAlpha: 10000 = 1 / ((1/x) + (1/y) + (1/30000)), 1.2 / 9 = y / (x + y) - Wolfram|Alpha Mathematica: NSolve[{100…
pp.16-23 順序は全然逆になったが今回の2石トランジスターアンプの設計を確認する。Tr1が電圧増幅段。Tr2は、出力インピーダンスを下げるためのエミッタフォロワ。 下の順に各動作点を決めてゆく。 VC1を決める 最大の振幅が得られるようVccの中点、すなわち…
pp.16-23 設計の確認の前に、テキストどおりに作った回路を測定してしまう。 ↓ 直流動作点の実測値: ↓ 全体のゲインの周波数特性(入力10 mVpp) (ゲインは約42.5 dB、帯域はおおよそ100 Hz~1 MHz): ↓ VC1の周波数特性(入力10 mVpp): ↓ VE2の周波数特性(入力1…
pp.16-23 設計を確認する前にまずテキストどおりに作ってしまう。テキストは2N3904を使っているが、ここでは2SC1815GR (のセカンドソース)を使う。テキストが目標としている仕様は下のとおり。 電圧利得Gv > 100倍 (40 dB) 負荷インピーダンスZL = 600 Ω 最…