http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/30009904S.pdf
They are supported by MPLAB Harmony Software Framework which features various application demos, software libraries and Board Support Packages (BSP) for faster development.
このwhichはカンマが前に置かれていないが非制限用法(非限定用法、継続用法)の関係代名詞である。
假にこのwhichが制限用法だとしたら、which以下の形容詞節で形容されるMPLAB Harmony Software Frameworkとは別のMPLAB Harmony Software Frameworkの存在が含意されるが、そのような別種のMPLAB Harmony Software Frameworkは存在しない。
MPLAB HarmonyはPIC32用に開発されたフレームワークであって、which以下はMPLAB Harmonyを詳しく説明しているに過ぎず、whichの前までで文は一往完結している。したがってwhich以下を省略しても元の文の大意は変わらない。
假にこのwhichが制限用法だとしたら原文は下のようなことを意味し、その場合はwhich以下を省略することはできない。
「MPLAB Harmony Software Frameworkは2種類以上が存在していて、そのうち、which以下の形容詞節で形容されるMPLAB Harmony Software Frameworkによってtheyがサポートされることは確かであるが、それとは別のMPLAB Harmony Software Frameworkによってtheyがサポートされるかどうかはわからない」非制限用法のwhichの前にカンマが置かれないことは全然珍しいことではなく、それが間違いというわけでもない。字引には「非制限用法の場合は通常はカンマを前に置く」程度のことしか書かれていない。
ここがおかしい日本人の英文法III, p.168に下の記述がある。
ネイティブスピーカーは、非制限用法の関係節であってもカンマを省略することがあります。