ウィーンブリッジ発振回路4 / 実際に発振させる

今度は本当に発振させる。

オペアンプは4558を使う。 スルーレートが約1 V/usなので、電源電圧を±15 Vにして出力を最大限±13 Vに振ったときの発振周波数の上限は12 kHz程度である。

バンドパスによる帰還電圧利得が1/3倍なので、オペアンプの電圧利得がちょうど3倍のときにループゲインが1倍になって発振が安定する。バンドパスはC=0.01 uF、R=10 kHzにしたので発振周波数は約1.6 kHz。できるだけきれいな正弦波になるようボリュームを調整する。これ以上ゲインを下げると発振がしぼみ、これ以上ゲインを上げると波形がクリップする(下のオシロ波形も負側が少しクリップしているが、そうしないと電源投入後にそもそも発振が成長しない)。