(5/7)変数に名前を付ける

(5/7)変数に名前を付ける 

変数および函数を自分で作成して名前を付ける場合は、以下の命名規則に従わなければなりません。

万一、統計分析に使われる変数またはFinance Solverに使われる変数と同じ名前の変数を作成した場合は、エラーが発生します。現在のプロブレム内ですでに使われている変数名を入力した場合は、見分けがつくように太字で表示されます。(訳註:Finance Solverって何?)

  • 変数名は、xxxxxx.yyyかいずれかの形式でなければなりません。xxxの部分の文字列長は1~16文字です。yyyの部分は、使用する場合は1~15文字まで指定できます。xxx.yyyという形式を使用する場合は、xxxyyyが両方とも必要です。変数名の先頭または末尾にピリオドは使えません。 
  • 文字列(character)には、レター(letter)、数字、下線(_)が利用できます。ここで言うレターは、英語のアルファベット、あるいはギリシャ文字f:id:ti-nspire:20150126141718j:plainf:id:ti-nspire:20150126141721j:plainは除く)、アクセント付き文字、国際文字(international letter)が利用できます。(訳註:international letterって何?)
  • 記号パレットのcまたはnを使ってc1やn12のような変数名を作ることはしないでください。これらの記号は、文字のように見えるかもしれませんが、特殊記号として扱われる記号です。
  • 大文字も小文字も利用できます。AB22Ab22aB22ab22はどれも同じ変数を指します。(訳註:そもそも変数名に大文字を指定しても小文字に変換されてしまうのだが)
  • xxxyyyのどちらも、先頭の文字に数字は指定できません。 
  • 数字(0~9)、アルファベット(a~z)ラテン文字ギリシャ文字(ただしf:id:ti-nspire:20150126141932j:plain(訳註:文字の区切りがよくわからない)は除く)が使用できます。変数名を入力するときに下付文字を入力する場合は、[Math Templates]かformatting toolbarかいずれかでf:id:ti-nspire:20150126142020j:plainを選択してください。(訳註:formatting toolbarって何?)

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訳註:変数名に下付文字が使える。しかも変数の下付文字はcase sensitiveである。

f:id:ti-nspire:20150126142254j:plain

下付文字付き変数は、たとえば以下のようにすればNspireからLuaへ渡せる。

f:id:ti-nspire:20150127091158j:plain

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  • スペースは使わないでください。 
  • 変数を複素数として扱いたい場合は、変数名の最後の文字を下線にしてください。
  • CASの場合:変数を単位として扱いたい場合は、_m_ ftのように、名前の先頭の文字を下線にしてください。この場合、先頭の下線以外には下線は使用できません。 
  • 変数名の先頭の文字に下線は使用できません。 
  • システム側に予約されている変数名、函数名、コマンド名(Ans、min、tanなど)は使用できません。

TI-Nspire™の函数について詳しくはReference Guideを参照してください。 

  • ライブラリー・ドキュメントおよびライブラリー・オブジェクトは、さらに別の命名規則があります。詳しくは「ライブラリー」を見てください。

いくつか例を示します。  

変数名

変数として有効か?

Myvarmy.var

有効

My varlist 1

無効(スペースが入っているから)

f:id:ti-nspire:20150126142538j:plain

有効。f:id:ti-nspire:20150126142651j:plainf:id:ti-nspire:20150126142657j:plainとは別々の変数です。

Log、Ans

無効(システム変数またはシステム函数にすでに割り当てられているため)

Log1list1.alist1.b

有効

3rdTotallist1.1

無効(xxxまたはyyyが数字から始まっているため)