propFrac()

propFrac()                                                                                                         

propFrac(Expr1[, Var]) ⇒ expression

構文propFrac(式1[, 変数])
返り値:式

propFrac(有理数)と指定した場合は、引数である有理数が、整数1個と、その整数と同じ符号を持つ真分数(分子が分母より小さい分数、proper fraction)との和として返される。

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propFrac(有理数, Var)と指定した場合は、proper ratios(訳註:?)と、Varを変数とする多項式との和が返される。どのproper ratioにおいても、分母のVarのほうが分子のVarよりも大きくなる。Varの冪は、同じ冪どうしでまとめられる。各項およびその因数は、主変数であるVarに従ってソートされる。

Varを省略した場合は、主変数に従って真分数展開が実行される。多項式部分の係数は、最初に主変数に従ってproper化(訳註:?)され、それ以外の変数についても順次、proper化される。

有理式の場合は、propFrac()のほうがexpand()より速いが、propFrac()はexpand()に比べて徹底さを欠く。

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propFrac()函数は、帯分数(mixed fractions)を示す手段として、または帯分数の足し算、引き算を行う手段として使用できる。

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